みなさん、どうも工場テンショクくんです。
工場で長く働いていると、
「この人はどういう人生を歩んできたんだろう」
と思わずにはいられない人に出会います。
今回紹介するのは、僕が工場で出会った中でも、伝説の先輩の話をしたいと思います。
この男性Tさん(仮称)の話題はいくつもあるのですが、今回はスマホ課金で借金していろんな携帯会社から督促まみれになった話をしようと思います。
このTさん、正直かなりヤバかったんですけど、今振り返ると
「学ぶべき教訓はたくさんあったな」
ってことに気づきまして。
その部分も含めて今回はお話させて頂けたらと思います。
そもそもTさんってどんな人物?
このTさん、僕が正社員としてなって同じ社員寮にいた先輩になります。
どういった人物だったのか、今でも鮮明に覚えているので書き出してみると
- 感情が0か100。中間がない。発言を間違えると突然キレる。
- モンスターエナジーを1日3本は飲む。
- 長髪で常にしっとり。たぶん風呂あんまり入ってない。
- 常に大股、ガニ股歩きで歩き方が完全にチンピラ。
- 見る映画は基本任侠(ヤクザ)映画。
- 彼女が居ると言っているが花魁キャバクラのキャストにガチ恋なだけ
- 部屋がゴミ屋敷。ビールの空き缶でタワーが出来てた。
- 給料日前になると数千円借りに来る。
これでもまだまだ言い足りないくらいですがこういった先輩でした。
正直ここまでは「終わってる先輩だな」くらいの気持ちだったんです。
ただ有るときに部屋に呼ばれていった先でビックリした出来事がありました。
教訓①:「知らない」ことは損
ある日Tさんに呼ばれて部屋で会話していると
「携帯会社を変えようと思っているからどこかいい所知らないか」
そんな話をしてきました。
その頃には僕も多少付き合いが長くなっていたので
「お金に関して問題があるな」
そう思いました。
何が地雷か分からないので怒らせないように遠回しに
「携帯料金に何か不満があるんですか?」
って聞いたら
「今月、8万円だったんだよね」
そう言ってきました。
普通こういう時って「端末代の分割払い」とか「家族の分もまとめて払ってる」とか「ゲームの課金」とか、何かしら理由があるものじゃないですか。
それでも8万円は異常に高いですけどね。
でも違ったんです。
内訳、ほぼ全部パケット通信量。
1GBの追加チャージを、限界までポチポチ繰り返した結果でした。
ゲーム課金なら「趣味だな」で分かるんですけど、
「通信量そのもの」に月8万溶かしてるんですよ。
正直意味分からないじゃないですか。
パケ放題にすればいいだけなので。
でもTさんはパケ放題のことを知らなかったんですよね。
もちろん僕は、
「パケ放題にしたら1GBの追加チャージは買わなくてよくなりますよ」
そう提案しました。
でもTさんは「うーん……そうなんだ、でもよく分かんないからいいや」
そう言って断られました。
これ、ウソのようなホントの話なんですよ。
たぶんTさんにとってパケ放題にプランを切り替える事もその方法を学ぶ、知ろうとすることも面倒だったんだと思います。
ただね、この話意外とバカに出来ないなと思うこともあるんですよ。
どういうことかって言うと、Tさんはパケ放題だったけれども、僕自身めんどくさがって知ろうとしない事ってあるなって。
僕自身アラフォーになって特に思うようになりました。
歳を取れば取るほど新しい情報を学ぶことって億劫になるんですよ。
だからこそ自分んも心にムチ打って、特にお金に関して自分が得になることは
「面倒でも知る、学ぶ」
これが僕が学んだ1個目の教訓です。
教訓②:無駄なプライドは捨てる
2個目の教訓は「無駄なプライドは捨てる」です。
さっきも言いましたが僕はパケ放題のことやポケットWIFIもあるからそれに切り替えたほうが得ですよ、とすごく丁寧に伝えたと言いました。
「そうなんだ、でもよく分かんないから」
Tさんはそう言うわけですね。
で、僕の気持ちとしては聞いてくれれば全然教えました。
でも聞いてこなかったので、教えませんでした。
それにあんまり口出しするとキレてくるので、面倒だったってのもあります。
この話、他の同僚も携帯代について言われたらしくパケ放題についてやり方まで教えようとしたらしいんですが、言い方が気に食わなかったのか予想通りキレられたそうです。
つまり、Tさんは自分が理解できない、難しそうと思った話は端から聞く気もなければ動く気もないわけですね。
それに僕も、他の同僚もTさんの後輩だったので、自分の方が先輩だし教わるのはプライドが許さなかったんでしょうね。
ただこれ、僕は仕事でも同じことは言えるなと思ったんですよ。
自分が理解できていない話って絶対にそのままにしないほうが良いじゃないですか。
だから例え自分が先輩、年上だったとしても素直に分かっている人に聞いて、理解できるようにすぐ動くことがめちゃくちゃ大事だな、と。
そういった意味ですごく勉強になったし、良い教訓を得ました。
教訓③:なんとなく」の支出が一番怖い
そして最後の教訓は
「何に使ったか説明できない支出」
が一番怖いし気をつけようってことですね。
目的がハッキリしてる出費ってまだブレーキが利くと思うんですよね。
もちろん効かなくて問題になる人もいますけどね。
でも
「気づいたらヤバかった」
みたいな、目に見えない出費ってめちゃくちゃ怖いと思いませんか。
昔って現金で直接払ったりすることもあったからブレーキも効きやすいですけど今はスマホ決済が本当に多くなったじゃないですか。
スマホゲームの課金だってクレカの登録してれば簡単に決済できるし、サブスクとかも解約忘れでずっと引き落とされてることってありますよね。
今回は通信量1GBを買い続けて8万円という出費になったって話ですけど、これだって簡単に決済できるからこそ起きた出来事とも言えますよね?
だから本当に気をつけないと、今の時代あっという間にお金を消費してしまっているって状況に陥りやすいんですよね。
そうなるとお金も貯まらず貧乏まっしぐらだな、と僕に気付かせてくれたTさんには本当に感謝ですね。
まとめ
最後にTさんどうなったかというと、ソフトバンクで8万延滞している間に今度はドコモと契約してまた延滞、さらにauと契約してまた延滞……と気づけば三大キャリアすべてで借金してました。
その後、携帯代を払えなくなり、もちろんそんな調子なので他の要因でもお金が足りなくなり、周りの会社の同僚に多額の借金をするようになりました。
それが原因で会社でも何度も問題になって辞めていきました。
僕自身ちょうど200万円あった借金を返し終えた時期だったこともあって、
「僕は借金なんて絶対にもうしないぞ」
そう心に誓うことができました。
工場ってこういう強烈な人と隣り合わせで働くこともある場所なので、正直しんどい人間関係もあります。
でもその分、こういう「一生ネタにできる出会い」があるのも工場勤務の面白いところですね。

